同志社大学の入試の特徴
京都にある同志社大学の入試は、もともと同志社英学校として設立された経緯から,英語の配点が高く(文系であれば英語200点国語150点選択科目150点)、高校での学習範囲をしっかり理解していることが求められます。また、英文和訳問題と和文英訳問題といった記述式の問題が出題されます。しかしながら、難問奇問が出題されることはなく、コツコツと勉強をしてきた受験生の努力が報われるような入試問題です。なお、解答用紙は私立大学としては珍しくマークシートではなく、高校のテストのような解答用紙です。同志社大学を志す受験生1人1人の解答に対して、手抜きせずにしっかり向き合うという大学の姿勢の現れに感じ取ることができます。同志社大学の入試には学部個別日程と全学部日程があり、全ての学部の個別日程及び全学部日程で同様の形式、難易度の問題が出題されます。そのため、受験回数が多くなるほど合格率が高くなる傾向があります。
同志社大学の英語の問題で特に合否を分けるのは英文和訳問題と和文英訳問題です。公表はされていませんが、配点は英文和訳問題が20点、和文英訳問題30点と言われています。200点満点中の50点ですから、非常に重要なポイントになります。中学校から学習してきた三単現のsや複数形など、基本中の基本のミスが命取りになります。また、ピリオドの書き忘れにも非常に厳しいと言われています。このようなところからも、同志社大学が基礎学習を大事に考えていることがわかります。