京都

学問の神様【京都 北野天満宮】

北野天満宮
平安時代初期、学者であり政治家でもあった菅原道真は政敵の藤原時平、醍醐天皇によって左遷されてしまいます。
 この頃の北野天満宮は聖牛を捧げて天神が雨をコントロールすることによって農作物に恵みをもたらすように祈願する神社でした。
 菅原道真は2月25日に亡くなり、彼が好んだのは梅の花でした。そこで、北野天満宮は2月25日に梅花祭を催しています。50種、2000本もの梅が咲き誇っています。
 西大路通りと今出川通りの交差点である北野白梅町から徒歩2分で北野天満宮の鳥居前に着きます。京都駅からバスで行くこともできますし、京都市営地下鉄烏丸線の今出川駅で下車して徒歩でゆったり西陣の町家が立ち並ぶなかを京情緒に浸りながら徒歩で行くのも良いでしょう。
 北野天満宮は菅原道真を学問の神様として、全国から参拝者が試験合格を祈願しに訪れます。学問の神様ですので10代の受験生を含む家族連れが多いですが、高校入試や大学入試、入社試験だけでなく、資格試験や免許取得祈願の人も多くいます。
 梅花祭の日も多く訪れますが2月25日はすでに合格通知をもらっている学生も多くいます。あまり知られていないのですが、神社参拝の基本はお礼参りですのでこれをしないと神様がそっぽを向いてしまいます。
 境内には黒い神牛があちこちで寝ていますが、これを触って頭が良くなるのを祈願する風習があります。

お問い合わせ