私立大学の難関化
関関同立をはじめとした有名私大では、合格者数を大幅に減少させています。一方で、志願者数は増加し続けているため難易度が大幅に上がっています。同志社大では前年から960人減、関西学院大は2460人減、関西大は1980人減、立命館大はなんと3147人減です。
これに呼応して、倍率も同志社大で2016度は2.8倍だった倍率が3.7倍に、関西学院大では2.7倍から4.3倍に、関西大では4.4倍から5.8倍に、立命館大では3.0倍から3.9倍に大きく上昇しています。
この原因の一つに挙げられるのが、政府の掲げた方針の定員厳格化です。以前までは入学者数を1.2倍までに抑えれば私学助成金が交付されていましたが、2018度では1.1倍まで厳格化されました。以前なら早慶や同志社にも届きそうという受験生が滑り止めの大学にも不合格となる事態が頻発しています。関東でいえば、早慶に合格する実力のある受験生がMARCHに流れ、その結果MARCHが難化し、本来MARCHに合格する層が日東駒専に流れる、といった現象が起こっています。もちろん、関西の有名私大でも同様です。
外部検定利用入試
大学入試において最近のトレンドのひとつに、外部検定利用入試があります。
上智大学と日本英語検定協会が共同で開発したTEAPを活用したものや、英検を利用した入試制度です。たとえば、立命館大ではグローバル教養学部を除く全学部の大学入試センター試験方式にTEAPや英検を利用することができます。TEAP344点以上か英検準一級以上で英語が満点扱いになります。
早ければ高校入学段階で英検準一級の合格を目指し学習することで、3年生までに準一級を取得し、受験勉強が有利になります。
従来の塾や予備校あるいは学校では満足にライティング、スピーキングの対策をすることができません。理由は明らかですが、それは講師自身やカリキュラムを組む人が英語で文章を書くことができないし、当然英語を話せないからです。自身で書くことや話すことのできない人がどうやって生徒にライティングやスピーキングの指導ができるのでしょうか。
同志社大学や立命館大学では国際系学部において海外への留学が義務付けられている場合があります。同志社大学グローバルコミュニケーション学部、立命館大学グローバル教養学部では1年間の留学が卒業するために必須となります。留学ではリーディングやリスニングだけではなくもちろんライティングやスピーキングの能力が要求されます。先生やクラスメイトの言っていることや書いてあることはなんとなくわかるけど、自分の意見をどう書いていいかわからない、何て言えばいいかわからない、うなずくだけ、really?など相槌を打つだけではおそらく友達もできないでしょう。何も身に付けずに帰国すれば、莫大な留学費用を捨て、時間を捨てたも同然です。残るのは思い出だけ、しかも嫌な思い出になるかもしれません。現地に行ってから身に付けよう、という考えではまともに単位をとることはできません。今のうちからライティングやスピーキングの基礎を身に付ける必要があります。
弊社では英検合格に対応したカリキュラムを用意しております。リーディングやリスニングはもちろん、多くの生徒が苦手とし、従来の学習塾や学校が不得手とするライティングやスピーキングの対策も万全です。