学習法・勉強法

成績が上がる中学生の勉強法

成績が上がる中学生の勉強法についてご紹介します。

中学生の時にどのように学力をつけるかによって、高校受験のみならずその後の大学受験にも大きな学力差が出てきます。

効率よく高校入試、大学入試を突破するためには、中学生の頃により良い勉強法を身につけることがその第一歩です。

「たくさん勉強しているのにどうして成績が上がらないのだろう?」

「効率の良い勉強法を知りたい!」

と考える中学生の方はたくさんいます。

このページでは、中学生が知っておくべき勉強法、効率よく学力を高めることのできる学習方法について考えていきたいと思います。

それでは、勉強しているのになかなか成績が上がらない理由について見ていきましょう。

勉強しているのになかなか成績が上がらない理由

成績が上がる生徒と上がらない生徒の一番の違いは勉強法にあります。

同じように「勉強した」と言っても成績が上がらない生徒は効果がない勉強をして勉強をしたと言っています。英単語の暗記をして覚えたと思っても、すぐ忘れてしまうという経験はありませんか?

効果の出ない勉強を続けてもできるようにはなりません。

「あれだけ勉強したのに全然成績が伸びない…」

頑張って努力しても効果が出ないので自分はできないと思い込んでしまい、やる気がでなくなりやる気がなくなると勉強をしなくなり成績が下がるという悪循環に陥ってしまいます。

成績が思うように上がらず悩んでいる方はこの悪循環をまず絶ちきることから始めなくてはなりません。

やる気がでないということは成績を上げること、ひいては志望校に合格するためには最大の障壁です。スマートフォンやタブレット、テレビゲームなど誘惑が多い中で目的もなく勉強を続けるというのは中学生にとっては苦痛でしょう。

良い高校に入って良い大学に入って大企業に就職してという大人視点ではなかなか中学生にはピント来ないことが多いです。なぜなら、現段階では現実味がなく遠い先の話に聞こえるからです。

テストの点が悪いことが原因で生活に困っている中学校のクラスメイトはおそらくいないでしょう。

ではどうすればやろうという気になるのかです。

前述の通り、遠い先の話ではリアリティーがないので一番身近な定期テストに焦点を当てます。ここで現段階では全科目90点以上取ろうとして至難の技です。ですので、まずは得意科目を作り、一科目でも高得点を取って保護者や先生から誉められる、友達からすごいと言われるといった小さな成功体験を作ることです。

主体性を伸ばす質問の仕方

今後、学校の授業でもアクティブラーニングという生徒が主体となって行う方法に変わります。

これまでのように、教員が一方的に授業を行うスタイルではなく、生徒との対話によって授業が進行されることになります。生徒の発言、質問内容はある程度までしか事前に想定できないのでそれに応えて授業を発展させる力が教員にも求められることになります。

大切なポイントは大きく二つあります。

一つ目は正解の答えを求めないことです。

生徒が自分の意見をのべようとするときに、大人の側が正解、不正解を判断していると彼らが感じた場合、大人の反応や顔色を伺いながら正解と判断されそうなことしか述べなくなってしまいます。これでは唯一の正解を暗記するこれまでの学習と変わりません。

二つ目は過程を評価するすることが大切となります。

答えのない問題に対して意欲的に取り組もうとしているか、自分なりに考えた答えを述べようとしているか、わからないことを調べようとしているかということです。親はそれを評価してあげましょう。

模擬試験の結果の上手な使い方

模試から帰ってきたら短時間で良いので当日の手応えを振り替えることが第一です。

時間配分やできなかった問題、解けたが記載ミスやマークミスをしたかもしれないなどについて記憶が鮮明なうちに一度思い出しておくと今後の課題を見つけやすく復習しやすくなります。

第二に、記憶が薄れる前自己採点をしましょう。時折、採点をしない生徒を見かけますがそれでは受けた意味がほとんどなくなります。

模試を受ける目的は何点取れたかではなくて、今の自身の弱点と、今後の学習課題を発見することです。自己採点の際は、特に間違えた問題について、落ち着いて見れば解けた問題であったか、時間をかければ解くことができたか、全く歯が立たない問題かを分析しましょう。落ち着いて見てみれば解けた問題であれば、非常にもったいないですが、逆にきちんと対策をすれば次回は必ず正解できます。

正答できた問題についても、確信をもって答えられたのか、あやふやだけどなんとか解けたのか、マークシートであればあてずっぽうでマークしたらたまたま正解していたのか、などです。

答案が返却されデータの冊子を入手したときは、受験者全体の正答率をチェックしましょう。70パーセント以上の受験生が正答している問題については必ず解けるように復習しなければなりません。逆に30~40パーセント程度の問題については合否に影響しない難問であることが多いので気にする必要はないでしょう。

保護者の方が一緒に検討するときは、できなかった原因を探るように質問しましょう。解答解説を見ながら、単に知識不足ならば今後覚えられるように学習スケジュールを組む、問題文を読み飛ばしてしまった、記述ミスなどは次回からの模試の際にチェックリストを作ることなど対策をしましょう。

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